ノコギリヤシから考えられる8の副作用と3の注意点。妊婦さんは要注意!

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日本では利尿作用や抜け毛防止効果などがあるサプリメントとして親しまれているノコギリヤシ。
用法用量を守って正しく利用していれば副作用がないと言われていますが、妊婦さんなど出産を間近に控えた人の場合は気をつけた方がいい点があります。
副作用は本来医薬品に使用される言葉ですが、サプリでも過剰摂取などで思いもよらぬ症状が出る事があります。
本記事ではノコギリヤシを服用後に起こりうる症状を副作用として、7つの副作用と3つの注意点をご紹介していきます。参考になれば幸いです。

ノコギリヤシの服用で起こる可能性がある軽い副作用5つ(めまい,悪心,嘔吐,便秘,下痢)

ノコギリヤシの服用で稀に【めまい、悪心、嘔吐、便秘、下痢】の5つの症状が副作用として現れる可能性があります。悪心は気持ちが悪くてムカムカする状態の事。

これら5つの症状はほとんど起きる事はないとされていますが、稀に発症する事があります。また、発症しても軽度のものだと考えられています。

ノコギリヤシの副作用で血が出やすくなる可能性がある

ノコギリヤシには血液を固まりにくくする作用があり、血液凝固剤との併用が禁止されています。
実際の病院などでも『血液凝固阻止剤一覧』の中にノコギリヤシが記載されているので、如何にリスクが高いかが分かるのではないでしょうか。
手術中に血が出やすくなってしまうとお医者さんが手術しにくくなってしまうだけでなく、出血多量で自分の命が危険にさらされてしまう事になります。重大な手術を予定されている方は、ノコギリヤシの摂取を控えるようにしましょう。

ノコギリヤシを妊婦の女性が飲むと、副作用により女性ホルモンの働きを弱めてしまう

ノコギリヤシは女性ホルモンの1つエストロゲンの量を減らしてしまうと考えられており、特に妊娠前後の女性は使用を禁止されています。

妊娠に関わる卵胞ホルモン(エストロゲン)の主な働き
・妊娠しやすい状態を作る(子宮内膜を厚くする、受精卵が着床しやすくする等)
・妊娠中にたくさん分泌される事で安全な出産に繋がる。

妊娠前後はとてもデリケートな期間。健康で元気な赤ちゃんを産む為にも十分注意してください。

ノコギリヤシによって起こる副作用で、最悪の場合腎不全になる事がある

肺結核の後遺症で通院していた82歳の高齢男性がある日、5種類のサプリメントを服用した翌日から38℃台の発熱を起こした事例があるのですが、この症状の原因がノコギリヤシではないかと考えられています。


  • 病名:横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)
  • 症状:発熱、腎機能障害、炎症反応の上昇等
  • 原因考察:ノコギリヤシのDLST(リンパ球 刺激試験)が陽性だった為、ノコギリヤシが原因と考えられている。

発症した男性は高齢、喫煙者だった、常用している薬が多かった、サプリメントも5種類飲んでいたなど健全な人に比べて多くの相違点があるようですが、ノコギリヤシの副作用の一例として覚えておきましょう。

参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/juoeh/34/2/34_193/_article/-char/ja/

ノコギリヤシの副作用でEDになる?高血圧の人が飲んでも大丈夫?

ノコギリヤシを服用した方の口コミで時々、性欲減退を感じるという方がいます。
ですが、海外の文献でもノコギリヤシでEDになるという報告はありません。

ノコギリヤシの成分を元に作られたプロペシアという医薬品がありますが、プロペシアの臨床試験で被験者にプラセボ(偽薬)を投与したところ偽薬にも関わらず性欲減退や勃起力の低下を訴えた方がいるという試験結果があります。この結果から、【思い込みによっても副作用は発生する】という事が考えられますので、過剰な心配のしすぎは体に毒です。あまり神経質になりすぎないように気をつけてください。

また、ノコギリヤシには血圧に関する副作用の報告が出ていない為、高血圧の方でも問題なく服用できるサプリメントです。(調査時点)

ノコギリヤシの過剰摂取による副作用の影響は?

ノコギリヤシはヨーロッパの一部地域では一般的に薬として取り扱われている植物です。また、ほとんど起きないと言われていますが軽いめまいや嘔吐などの症状も報告されていますので過剰に摂り過ぎるとこれらの症状が重くなる可能性もあります。

市販されているノコギリヤシサプリの1日の摂取目安量は320mgが推奨されていますので、くれぐれもこの目安量を超えないように注意してください。また、人によっては目安量を守った場合でも稀に体調をに異常をきたす場合があります。少しでも体調がおかしいと思ったら、かかりつけのお医者さんに診てもらいましょう。

ノコギリヤシと相性が悪い3つの薬

医師から処方される薬の中で、ノコギリヤシと併用すると飲み合わせが悪い薬があります。
代表的なものをご紹介します。

ノコギリヤシと一緒にホルモン剤や避妊薬を飲むときは気をつけて

ノコギリヤシと一緒にエストロゲンを含む避妊薬や、ホルモン剤を一緒に飲むときは気をつけてください。ノコギリヤシにはエストロゲンの量を減少させる作用が報告されている為、エストロゲンを含む薬を服用さいている方は注意が必要です。

エストロゲンを含む避妊薬・ホルモン剤の一例
・エチニルエストラジオール
・レボノルゲストレル
・結合型エストロゲン製剤等

上記でも紹介しましたが、医薬品との相互作用ブックなどでも【妊娠前後の女性はノコギリヤシの服用を控えるように】との記載があります。もし女性の方でノコギリヤシを常用されている方がいたら、一時的に服用を中止しておきましょう。

ノコギリヤシは抗血栓薬/抗血小板薬の効果を弱める可能性がある

ノコギリヤシには血液がドロドロになるのを防ぐ作用があると考えられています。その為、血液をサラサラにする薬と併用すると出血を生じる可能性が高くなり紫斑(しはん)と呼ばれるアザのようなものができやすくなる事があります。

高齢者の方で抗血栓薬などを服用されている方は、十分に注意してください。

ノコギリヤシの副作用まとめ

ノコギリヤシの副作用についてご紹介してきました。
サプリメントは栄養補助食品という位置付けですが、何でも摂り過ぎればいいというものではありません。
また、人によっては体に合わない場合がありますので使用には十分に気をつけて使うようにしましょう。


参考文献・URL
1.Natural Medicine database
2.http://www.gifuyaku.or.jp/
3.http://jssm.umin.jp/

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